先週の土曜日の出来事です。
朝8時ころ、娘の部活で学校まで車で送って行ったんです。国道に出て少し走ると、信号に引っ掛かり歩道に目をやると、地面に倒れるおじいさんと女子高生の姿が。
娘と「あれ、どうしたんだろうね?」「自転車とぶつかっちゃったかね」と話しながらも、女子高生の子が一人で困っているようにも見えました。
心配しながらも、信号が変わり、右折レーンにいたので学校まで向かい送り届けたあと、その国道の一本裏手の道へ入り、「もう居ないよね」と思いながらも、気になりまた国道へ出て通ってみると、最初に見かけた女子高生の子がおじいさんに寄り添いながら、もう一人女子高生の子が増えて、その子は携帯で連絡していました。
やっぱりただ事ではないと思い、車を寄せて「大丈夫?」って声をかけると、「大丈夫です。今救急車呼びました。」
見ると、おじいさんはパジャマ姿。もしかして・・・
「おじいさんが動けなくなっていた」って。名前も住所もわからないというのでやはり痴ほう症かなと思いました。
とにかく、薄着で地面に横たわっていて、痛そう。
車からひざ掛けと座布団を4枚持ち出し、背中とお尻の下に敷いて、ひざ掛けをかけてあげました。
その間、その女子高生の子が自分の膝にもたれかけさせてあげて、「いいですよ。もたれて下さい。」と。
このような子がいることにとても感心している自分がいました。
間もなく救急車がサイレンとともにやってきて、おじいさんを担架に。
もう一台後ろから消防が一台。
「状況を聞きたいので残ってください。」と言われ、「こちらの子たちです。」とお伝えして、その場を後にしました。
後悔したのは、見かけたときに、立ち寄るべきだったということ!
その女子高生の子は立派でした。こんな子がいることに安心しました。世の中捨てたもんじゃないよ!と思う反面、立ち寄ってくれる大人が一人もいないという現実にゾッとしました。
交通量は多めでしたし、国道沿いということもあり信号待ちしたらどうやっても目に入ると思う場所なのに・・・誰も助けてくれないんだなと先行きが不安になりました。
これから増々高齢化が進み、2060年には、人口の約40%を占めるようです。
自分がおばあさんになる頃は世の中がどうなっているのか。
少子高齢化時代と言われるのに、コロナの影響もあって出生率も一段と低くなっています。
おひとりさまも増えてきていますので、当然子も少なくなりますね。
自分で健康を維持して、子供に迷惑をかけないようにしたいものです。
とにかく今は目の前の問題であるコロナが収束することを願うばかりです。
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